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地域包括ケアシステムについて

2022.04.30

「地域包括ケアシステム」という言葉を知っていますか?

「地域包括ケアシステム」とは、戦後のベビーブーム時代に生まれた、いわゆる団塊の世代が75歳以上となり、少子高齢化が加速する中、2025年以降は国民の医療や介護の需要が増えることが想定されます。2025年に向けて、要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される体制のことを表します。

このような背景から、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることを実現するには、病院や施設等で受けられるケアだけでなく、住まいや移動、食事、見守り等の生活全般にわたる支援を確保することが必要とされています。

そのためには、かかりつけ医の存在が重要です。

かかりつけ医は、診察・他医療機関への紹介だけでなく、介護保険申請・サービス利用の手続きに必要な書類の作成や、ケアマネージャー・認知症サポート医等との専門職との連携等、医療と介護を繋ぐ大切な役割を担っています。

地域包括ケアシステムを実現させるためにも、高齢者やその家族、医療従事者・サービス提供者等の専門職はもちろんのこと、その地域で暮らす住民全体の理解や協力が大事になってきます。

まずは、親戚・友人等といった人との繋がりに目を向けてみたり、地域にどのような相談の窓口があるのだろう…と考えてみたり、知っていくことから始めてみてはいかがでしょうか?